こどもの園 風の森は、シュタイナー教育を取り入れている、福岡の「おうち園」です。
定員10~15名程度の、家庭生活に近い環境の中で暖かな人間形成を目指す、小さな幼稚園です。
福岡で長年シュタイナー教育に携わってきた教師2名を中心に、シュタイナー教育に携わってきた多くの教師OBボランティアと共に保育を行っています。
「風の森」で豊かな幼少期を過ごしてみませんか?
シュタイナー教育とは
私達は0歳からの7年間について、シュタイナー教育を基に考えます。
シュタイナー教育では、人生の始まりであるこの時期が重要だと考えます。
この時期の過ごし方を、その後の成長を左右するものだと捉え、望ましい過ごし方を追究しています。
自由遊びとおもちゃ
子どもにとっては全てが遊びです。シュタイナー教育では自由遊びを大切にします。
自由に遊ぶことの中で創造力を働かせ、身近な人、生活環境、直接体験を模倣し、様々なものを吸収していきます。
また、シュタイナー教育では、木切れ、布、木の実など、単純で素朴な自然物を大切にします。それらは、子ども達にとって自分なりの創造力を加味する余地があり、幼児期にふさわしいおもちゃと言えます。
食べること
子どもにとって大切なのは、健康な身体の基礎形成です。
また、その基となる食事は、感謝を持って食べなければなりません。
風の森では、安全で、食材そのものを味わえるような給食を週2日、子ども達と一緒に用意します。
食に対する興味・関心を持ってほしいとの願いから、福岡や佐賀における地元地域での、味噌作り、畑仕事、収穫なども行っています。
季節を感じ感覚体験を味わう
シュタイナー教育では、触れる、見る、嗅ぐ、味わうなどの感覚体験を大切にします。
子ども達にとって、光、風、水、土、人、草花などの自然に触れることは、自分自身も自然界を形造る一員なのだと感じることにつながり、生命力を強くします。
園は福岡市にあるにもかかわらず、周辺にはたくさんの木々があります。風の森の木々たちは何を語りかけてくれるのでしょうか。
生活の中のリズム
昼と夜、潮の満ち引き、月の満ち欠け、季節の移り変わりなど、自然界は常に一定のリズムをもって動いています。
人間もリズムに合わせて生活しています。
風の森の毎日も、「静と動」、「集中と拡散」を大切に考えます。
シュタイナー教育では、同じ事を毎日、毎週、毎年くりかえして体験することを大切にし、それは子どもの心に安心と落ち着きを与えます。
子ども達が体験するもの
風の森では、子ども達はこんなことを体験しています。
オイリュトミー
「身体・心・精神」「意志・感情・思考」調和をもって養い育んでいくのがオイリュトミーです。
専任のオイリュトミストによってされる 幼児オイリュトミーでは、幼児の模倣しようとする意志に働きかけます。昔話や季節のお話の中で楽しく動き、リズムや言葉の身振りを体験していきます。
子ども達は全身で耳を澄ませ、全身でその中に入り込んでいきます。 「しっかり立ち、歩き、動く」という基本的な動きによって、身体や手足を強くし、呼吸を整えるとともに、意志の力を育んでいきます。
風の森では、大人向けオイリュトミー講座がございます。
ライゲン
種まき、つばめ、梅雨、クリスマス、のように季節の自然事象や生活が詩や歌で表現されます。子どもは模倣しながら動き、同じテーマが4週間ほど続きます。
みつろう粘土
ミツバチの巣から取ったロウを原料にしたみつろう粘土。
初めは固いのですが、体温で柔らかくなり よく伸びるようになるので、甘い匂いに包まれながら、子ども達は思い思いの形を作っています。
形作りよりも柔らかくなるまでの過程も大事です。
メルヘン
先生が語る素話やテーブル人形劇に耳を傾けます。
日本の昔話など たんたんと主観を抑えて語ることにより、子ども達は自由に想像力を働かせて聞きます。4週間ほど同じ話を繰り返しますが、子ども達は飽きずに話に聞き入ります。
そして後日、ごっこ遊びの中で再現されることがあるのです。
にじみ絵
濡らした画用紙に平筆で絵具を置いていくと、色が広がり 色が出会い 思いがけない新しい色が生まれます。
この色彩を体験する過程に、子ども達は心地よい健康的な気分になるのです。
ライアー
ライアーは、シュタイナー教育の理念に基づいて生まれた楽器です。
子ども達は、日々、ライアーの音に触れます。
見学・入園
風の森にご興味をもっていただいた方は、お気軽に見学をお申し出ください。
また、自由にご参加いただけるイベントもございます。ご参加をお待ちしています。